

2025.04.13 #佐藤保宏
家を設計するとき、「間取り」と聞くと多くの方が“部屋の配置”を思い浮かべるかもしれません。でも実はそれだけじゃなく、「どこに何センチのスペースが必要か」「どの高さに何を設置するか」といった“寸法の世界”が、快適な暮らしをつくるカギなんです。
そしてこの“寸法の世界”、実は「人間工学(エルゴノミクス)」に深く関係しています。
例えば物干し竿の高さ。実は「身長の1.15〜1.2倍」が快適と言われています。 身長160cmの方ならおよそ184〜192cmの高さが理想。高すぎると腕が疲れるし、低すぎると洗濯物が床に…。 だから、背の高さや家族構成に合わせて、屋外やランドリールームの物干し金物の高さを調整するだけで、ぐっと暮らしやすくなるんです。
たとえば—
こうした“ちょっとの差”が積み重なると、日々の動作がラクになり、ストレスが減ります。 「家ってこんなに暮らしやすくなるんやなぁ」と実感していただける、そんな設計を心がけています。
間取りの打ち合わせでは「部屋の数」や「配置」が話題になりがちですが、 設計の裏ではこういった「それぞれの体に合わせた寸法」がしっかり考えられています。
住む人の「体のサイズ」や「動き方」に合わせた家づくり。設計チームが大切にしている“オーダーメイド設計”の真髄です。
「この寸法、これでいいのかな?」と気になったら、ぜひご相談ください。 図面だけじゃわからない“身体感覚”まで、しっかり設計に落とし込みますよ!
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私たち「十津川の家」の設計チームは、お客様一人ひとりに寄り添い、快適で心豊かな住まいを提供することを目指しています。日々知識を深め、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、「こころ」が満たされ、「からだ」が喜ぶ住まいづくりを共に実現します。私たちと一緒に、理想の住まいを形にしましょう。あなただけの特別な空間をご提案します。
設計 佐藤