2021.11.25
2021.11.25
一般的に地盤改良をする場合は柱状改良といって、
建物の乗る部分に柱状の支柱を土の中で形成します。
支柱といっても土を掘り返し、その土に固化材といって、固めるための素材を混ぜ、固く埋め戻す形での対応が一般的です。
それよりも強いバージョンとして鋼管杭工法といって金属の杭を地面に打設する工法などもあります。
柱状改良も鋼管杭工法も下にある支持地盤という固さがある地盤の深さまで実施することになります。
そのため、支持地盤が深いところにあるほど施工費も高くなっていきます。
MS工法は柱状改良とはまた違った思想の改良方法です。
柱状改良は固い地盤まで柱のようなものを届かせ、支えるというものですが、MS工法は軟弱地盤を横に逃がさないようにすることで結果的に上向きの耐力を高めるという手法です。
文字で書くとわかりにくいですが、雨上がりのグランドをイメージしてください。
雨上がりの土の上を歩くと足が沈んでしまうことがありますが、足が沈んだとき沈んだ分の土はどこに行くでしょうか?
思いっきり踏み込むと土は足の外側にあふれ出て来ませんか?
ぬかるんだ土は体積が縮むわけではなく、横など逃げられるところに動きやすくなることで足が沈みます。
MS工法ではひっくりかえした箱の形のように固い枠で囲んでやることで、下の土を逃がさず、沈みにくくしているのです。
この部分は重機で掘り返したところで、この土地は茶色い赤土のような地盤が表層にあるようでした。
この土を掘り返して、固化材とよーくまぜて、、、、
ユンボで広く伸ばしてある程度の形を整えたらランマーの出番です。
土と固化剤を混ぜた改良地盤を押し固めて作っていきます。
圧力をかけ固めることで建物の荷重を支えられる地盤になっていきます。
固化材が混ざることで、地面の色もグレーになっています。
今日は改良工事の初日でしたので、きれいに整地された様子はまた今度掲載させていただきます。
引き続き現場の工事をウォッチしていきます!
ぜひ十津川の木で作った家を
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