2021.12.05
2021.12.05
耐震等級という数値があることは知っているけれど実際にどの程度のものかご存じない方もいらっしゃると思いますので簡単にまとめると、現在(1981年改正)の建築基準法に則り建てられた物件の強さを耐震等級1としてその1.25倍の地震に耐える水準を等級2、そして1.5倍の地震に耐える水準を等級3として、2000年にできた基準です。
耐震等級2は長期優良住宅として建てる場合には必須の等級として、耐震等級は災害時の拠点等の施設の基準として使われております。
耐震強度を上げるための筋交い
十津川の家では耐震等級3の物件も建築可能です。
ただし、耐震等級3を取得するためにはより詳細な強度の計算や申請などが必要になる為申請手数料を頂戴いたします。
耐震性能を上げるための施工費については追加費用は発生いたしませんので、ぜひ一度耐震等級2や3の取得を検討される方は担当営業にご質問ください。
住友ゴム株式会社 https://miraie.srigroup.co.jp/aftershock/ より引用
それではここで、近年の地震について見ていただきます。
こちらのグラフは2016年の熊本地震の際のデータです。
短い時間の間に震度6以上の地震が5回観測されています。
このことから今警戒されている首都直下地震や南海トラフといった大規模な地震が発生した場合も同様に複数回の地震が発生することが懸念されます。
ここで気になるのは耐震性能ですが、今まで説明してきた耐震等級というのは1回の大地震に対する水準です。
2回目以降については特に規定されていません。
住友ゴム株式会社 https://miraie.srigroup.co.jp/aftershock/ より引用
複数回の地震を重ねると建物はそのたびにゆがみを大きくしていき、倒壊してしまうリスクが上がっていきます。
そこで大事になってくる考え方が制震という考え方です。
文字通り震えを制することで、建物の躯体を守ります。
参考図のように同じ物件でも振れ幅が小さければその分躯体が受けるダメージも軽くなります。
十津川の家展示場でご覧いただける制震ダンパーブース
制震のため、十津川の家では住友ゴムの制震ダンパー「MIRAIE」を採用しております。
実際の熊本地震を再現した揺れに対して、耐震等級3レベルの建物では2回目の大きな揺れの本震で揺れ幅が60センチを超え、躯体に対して大規模な修繕あるいは建て替えが必要なダメージを受けています。
それに比べ、ミライエを導入したモデルでは4回目の揺れに対しても変形が6センチ程度で、補修により復旧が可能な程度のダメージという結果が出ています。
十津川の家では3階建てのプランではこのダンパーを標準採用しております。
2階建ての場合でも耐震等級3を取得するのと近いお値段で採用可能です。
ぜひ一度どちらが自分たちの身を守る為に必要かご検討いただければ幸いです。
ご質問は資料請求や、ご来場にていただければご対応させていただきます。
ぜひ十津川の木で作った家を
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十津川の木をふんだんにつかった家の良さは、
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