あたたかく、やわらかな木の家は、家の中の空気がちがいます。思わず深呼吸してしまうのは、体が素直に心地よいと感じているから。そんな空間で過ごしていると、無意識に、太陽の光や窓からの風を感じることができ、暮らしの意識が高まります。同じ広さ・同じ間取りでも、窓からの光と風により住み心地が大きく変わります。光も風も、家をつくるうえで大切な素材です。景色を眺めたり、換気をしたり、出入りしたり、それぞれの場所により機能は異なりますが、どの窓も光の取り入れ方、風の流れ方を考えてプランニングすることで大きな差が出てきます。
家の構造材や床・造作などに、使用している無垢材は、1本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出しています。そのため、木本来の質感・風合いを感じることができ、化学物質を含まない自然素材としても安心です。いつまでも飽きることのない木の質感は、あたたかさと優しさに溢れる空間を演出してくれます。住む人とともに変化する木の風合いと、変わることのない温もりは、家族を末永く育んでくれます。そして、真っ白い壁は、とても明るく、広く感じることができます。調湿作用や空気清浄など、その効果は目には見えませんが、心地よさが伝わってきます。
01/ LDK
02/ LDK
03/ Bed room
04/ LDK
05/ Japanese room
06/ Stairwell
07/ Entrance
08/ Kitchen
09/ Loft
010/ LDK