

2025.02.21 #佐藤保宏
今年の春から、家を建てるルールが大きく変わります。これまで戸建て住宅の設計では「4号特例」と呼ばれる制度があり、一定の規模以下の建物なら細かい構造計算をしなくても建築確認が取れました。(建築設計士が責任をもって丈夫な家を考えていればOKでした)しかし、この4号特例が廃止され、今後はすべての家でしっかりと構造計算(構造計算の義務化)を行い、国から許可を受けて建築を進める必要があります。
これを聞くと「え、なんだか大変そう」と思うかもしれませんが、簡単に言うと「家の強さをもっとしっかりチェックしましょう」ということです。日本は地震が多い国ですから、これまでよりもきちんと建物の強度を確かめることで、より安全な家が増えるというわけです。
構造計算とは、建物にどれくらいの力がかかるかを計算し、それに耐えられるかどうかを確かめる作業のこと。地震の揺れや風の強さ、積もる雪の重さなど、さまざまな要素を考慮して設計することで、「この家は安全です!」と自信を持って言えるようになります。
弊社では、もともと耐震等級3や制震ダンパーを推奨して家づくりを行っています。耐震等級3というのは、簡単に言うと「地震にめちゃくちゃ強い家」です。ちょっと大きなことを言うと消防署や警察署と同じレベルの耐震性能を持っているので、大きな地震が来ても建物が倒れにくく、家族の命や財産を守ることができます。
これから家を建てる方にとって、構造計算の義務化は「面倒な決まり」ではなく、「より安全で安心な家に住めるようになる仕組み」と考えていただければと思います。新しいルールのもとでも、弊社はこれまで通り、いや、これまで以上に安心して暮らせる住まいをご提案していきます。何か気になることがあれば、ぜひご相談くださいね。
・・・・プラスまた別の機会に「制震ダンパー」のご紹介もしますね。
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私たち「十津川の家」の設計チームは、お客様一人ひとりに寄り添い、快適で心豊かな住まいを提供することを目指しています。日々知識を深め、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、「こころ」が満たされ、「からだ」が喜ぶ住まいづくりを共に実現します。私たちと一緒に、理想の住まいを形にしましょう。お客様の想いを反映させた、あなただけの特別な空間をご提案します。
設計 佐藤