

2025.08.31 #高木恵子
こんにちは 十津川の家の高木です。
夏から秋にかけては、虫が気になる季節です。蒸し暑さの中で、台所や庭まわりにコバエやゴキブリを見かける機会も増えてきます。暮らしの快適さを守るために「虫対策」は欠かせません。
実は、ゴキブリもヒノキの香りを嫌うことが分かっています。ヒノキに含まれる精油成分には、防虫や防カビの作用があり、人にとっては爽やかで落ち着く香りでも、虫にとっては居心地の悪い環境をつくるそうです。押入れやタンスにヒノキの板やチップを敷いてきた昔ながらの習慣も、こうした作用を活かした暮らしの知恵です。
さらにヒノキは、国産材の中でも非常に耐久性が高い木です。古くは神社仏閣の土台や柱に用いられ、法隆寺や伊勢神宮でも多く使われています。1000年以上残る建築物もあるほどで、その強さと耐久性は歴史が証明しています。
十津川の家では、このヒノキの特性を住まいの土台に取り入れています。土台は家の荷重を支え、地面に近いため湿気や害虫の影響を最も受けやすい部分です。そこにヒノキ材を採用することで、木そのものが持つ力で家を長く守ることができます。
さらに安心していただけるよう、土台には防蟻処理も施しています。自然素材の力と現代の技術を組み合わせることで、長期にわたり安心して暮らしていただけます。
ヒノキの土台は、強さと耐久性、防虫効果を兼ね備えた「家族を守る安心の基盤」と言えます。