設計士ブログ

2025.10.04 #佐藤保宏

心に残る言葉(定期講習)

佐藤保宏

先日、建築士の定期講習を受けてきました。運転免許の更新のように数年ごとに受けるもので、朝から夕方まで、建築基準法の改正や罰則規定、バリアフリーや温暖化対策など、幅広い内容をみっちり学ぶ時間でした。最後にはテストがあるので、頭も心もぐったりする一日でしたが、その分だけ得られる学びも多かったです。

その中で、特に印象に残ったのがテキストの最後のに書かれていた一文でした。
「建築士は専門技能を活かして、地域社会に貢献することができる職能である。地球の環境問題や少子化、高齢化、社会における諸問題などに関しても、建築士ならではの問題解決につながる提案を行うことができる。人を育てる環境作りは、建築を抜きにしては成立しない。建築士は、独自の知識とアイディアで社会のリーダーとなることを期待されている職能を持つものであることを忘れてはならない。」

普段は「お客様のご要望にどう応えるか」という目の前の課題に向き合うことが多いのですが、この文章を読んで、建築士という職能が社会全体に対して大きな役割を持っていることを改めて実感しました。家づくりは一つの家族のためであると同時に、地域や社会の未来にもつながっています。

クタクタに疲れた講習の中で、この言葉は心を引き締めてくれるものでした。これからも専門技能を磨きながら、一つひとつの住まいづくりを通して、地域や社会の課題解決に少しでも貢献していければと思います。

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私たち「十津川の家」の設計チームは、お客様一人ひとりの声に耳を傾け、快適で心豊かな暮らしをかたちにすることを目指しています。
~”住むほどに、美しく、心地よく”~
そんな毎日を一緒に実現していきましょう。
今のお住まいの悩みやこれからの理想、ぜひ私たちにお聞かせください。

設計 佐藤