2024.02.12 #三輪朱音
こんにちは、十津川の家の三輪です。
昨日の夜、事務所の床に黒いモシャモシャしたものが落ちているのを発見し、瞬間的にゲジだ!と思いました。
実際よく見ると糸くずで一安心しましたが、分かっていても素手でつまむのに何となく勇気がいりました。
夜の霞み目あるあるです。
ちなみにゲジは益虫なので、退治しなくてもいいみたいです。
虫といえば、家を建てるにあたってシロアリを気にされている方は結構いらっしゃいます。
最近は防蟻の仕方や薬剤の種類もいろいろあります。
十津川の家の標準仕様ではないのですが、自然由来の防蟻剤としてホウ酸系のものもあるんですよ。
どうしてホウ酸がシロアリに効くのかというと、昆虫は一度体内に取り入れたホウ酸を排出する器官を持たないため、代謝ができなくなるからだそうです。
ホウ酸の血中濃度が一定以上になると、生物は代謝を停止します。
ではなぜ人間は大丈夫なのかというと、哺乳類は腎臓で血液をろ過し、ホウ酸を体外へ排出することができるので、多量に摂取しない限り安全というわけです。
目薬などにもホウ酸が使われていますが、代謝が止まってしまった人はいませんよね。
昆虫にも腎臓と同じような器官はあるのですが、哺乳類の腎臓のように緻密には働かないので、結果的にホウ酸の血中濃度を下げられず死に至るそうです。
住宅改革部 三輪