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2025.08.02 #高木恵子

二世帯住宅、どう建てる?

高木恵子

こんにちは 十津川の家の高木です。

~玄関は一つ?水まわりは分ける?~

二世帯住宅をご検討される方が増えています。高槻市でも親・子・孫からなる3世代の同居・近居を支援する「3世代ファミリー定住支援事業」として、子育て世帯が市外から市内に転入した場合を対象に「住宅取得補助金制度」があります。

親世帯と子世帯が一緒に暮らすことで、育児や介護のサポートがしやすくなるなど、安心感がある反面、暮らし方についてはしっかりと考える必要があります。

中でもよくご相談いただくのが、「玄関は一つにする?」「水回りは共有にする?」というテーマです。

玄関は一つ?それとも二つ?

玄関を一つにする「共用タイプ」は、家族同士の行き来がしやすく、スペースもコンパクトにまとまります。ただし、時間帯がずれると音が気になることも。

一方、玄関を別にする「完全分離タイプ」は、プライバシーを重視したいご家庭に人気です。まるでマンションのように、お互いの生活リズムを尊重できます。

最近では、「基本は共用、でも内ドアで世帯を分けるセミ分離型」も人気です。

水回り(キッチン・お風呂・トイレ)は?

水回りを共有する場合は、家全体のコストが抑えられる一方で、生活のリズムが重なると使いづらさを感じることもあります。

一方、キッチンや浴室をそれぞれ設ける「完全分離型」は、自由度が高くストレスが少ない反面、建築費がかさみます。

おすすめは「キッチンは別・お風呂は共有」など、優先順位に応じた組み合わせ。たとえば、親世帯が夜早く寝る場合は、お風呂を二つにした方が快適な場合もあります。

二世帯住宅は、家族の距離が近くなる分、お互いの暮らし方や価値観をすり合わせることが大切です。

「仲良く暮らすための距離感」を大切に、間取りや設備を考えると、長く心地よく暮らせる家になりますよ。