2023.08.18 #三輪朱音
こんにちは、十津川の家の三輪です。
家の間取り図は見たことがありますよね。
図面の周りには寸法が表記されていて、多くの場合910とか1820などの半端な数字です。
1000などのキリのいい数字じゃいけないの?と思ったことはありませんか?
実は、1000で区切るやり方もあります。
方眼の1マスを1000mm、つまり1mとして図面を引く区切り方を、メーターモジュールといいます。
こちらの方が分かりやすそうですが、日本では主流ではありません。
日本の建築の基準になる寸法は、910mmが多数派です。
この区切り方を尺モジュールといいます。
メーターモジュールがメートル法に則っているのに対し、尺モジュールの方は尺貫法に則っています。
1尺=約303.3mmだから、キリがいいように3尺で約910mmというわけです。
尺モジュールとメーターモジュールの違いは、当たり前ですが方眼の1マスの大きさに90mmの差があることです。
この差によって、同じ間取りでもメーターモジュールの方が部屋や廊下が少しずつ大きくなります。
車椅子に乗っている方などは、メーターモジュールで建築すると廊下の移動がスムーズになります。
十津川の家では、基本は尺モジュールを採用しています。
ご希望があればメーターモジュールにも対応可能なので、まずはご相談ください。
住宅改革部 三輪