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2025.12.04 #高木恵子

素材がつくる音環境

高木恵子

こんにちは 十津川の家の高木です。

展示場でお客様とお話ししていると、2階からお子様の足音が聞こえてきて、
「すみません…騒がしくて…」と恐縮されていました。

でも実際には、そこまで気になるほどではありません。
展示場は音が必要以上に響きにくいので、生活音も比較的落ち着いて聞こえます。

今日は、そんな“音の心地よさ”をつくってくれる自然素材のお話を書いてみたいと思います。

無垢の床には細かな空気層があり、足音や生活音が硬く反射しにくいという特徴があります。
特に杉は柔らかい木のため、お子様が走ったり、おもちゃを落としたときの
「ドン」「バタッ」「カーン」という衝撃音が響きにくく、余韻も残りにくい素材です。
日々の小さな音のストレスが減るだけで、室内の雰囲気は大きく変わります。

また、漆喰の表面にある細かな凹凸には、音を一方向に跳ね返さず、
ほどよく分散させる働きがあります。
そのため、声が必要以上に響いたり、テレビの音が壁で反射して耳に残るような
“音の疲れ”が軽減されます。

無垢材は音の反射を抑え、漆喰は音を整える。
この2つの素材が組み合わさることで、機械的な防音材ではつくりにくい“落ち着いた静けさ”が生まれます。

ぜひ一度、展示場でこの音の質を体感してみてください。