設計士ブログ

2024.10.19 #佐藤保宏

「つながり」

佐藤保宏

先日、中之島美術館で開催されている潮田千春さんの「つながる私(アイ)」という個展に行ってきました。会場に入ると、白い糸のみが交差し絡み合って、その糸が物や空間を繋いでいる。という光景に(+_+)びっくりした後に何か静寂な気持ちになる空間でした。一見無秩序に見える糸も、実は全てが意味を持ち、ある場所で交差して一つの関係を作り出している。そこから、人や物、空間の「つながり」について、いろいろ考えさせられました。

塩田千春

1972年、大阪府生まれ。ベルリン在住。

生と死という人間の根源的な問題に向き合い、「生きることとは何か」、「存在とは何か」を探求しつつ、その場所やものに宿る記憶といった不在の中の存在感を糸で紡ぐ大規模なインスタレーションを中心に、立体、写真、映像など多様な手法を用いた作品を制作。(「CHIHARU SHIOTA」ホームページより引用)

塩田千春さんは大阪出身で現在ベルリン在住です。過去のいろいろな作品も見れますのでよかったら検索してみてくださいね。

個展の中で、赤い糸が無数に垂れ下がっていてその糸に、「つながり」についてのメッセージを書いた紙が無数につながれている空間(世界)があり、それがとても圧巻で印象的でした(上下の写真)。家づくりも同じで、家という空間が「家族のつながり」を包み込み、守り、心地よく過ごせる場所になればいいなと思っています。家はただの建物ではなく、家族の安心と幸せを育む「つながり」の象徴なんだな、と改めて感じました。

そんな風に「つながり」の大切さを、これからの設計にも伝えられたらと思いました。日々試行錯誤します!

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私たち十津川の家の設計チームは、お客様一人ひとりに寄り添い、快適で心豊かな住まいを提供することを目指しています。日々知識を深め、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、心に「やさしい」、体が「よろこぶ」住まいづくりを共に実現します。私たちと一緒に、理想の住まいを形にしましょう。お客様の想いを反映させた、あなただけの特別な空間をご提案します。

設計 佐藤