

2025.07.12 #佐藤保宏
7月に入り溶けそーに暑い日が続いていますね(-_-;)(-_-;)(-_-;)皆様ご注意ください。
昔、勤めていた会社を退社する際に、専務から一本の万年筆をいただきました。黒く重厚なボディに、金色のキャップリング。なんとも言えない存在感に、当時はまだ使いこなせる気がせず、しばらく引き出しに大切にしまっていました。
ところが、ある日ふと思い出してインクを入れ、試しに文字を書いてみたところ…その描き心地の良さに驚かされました。力を入れずにすらすらとペンが走り、インクの濃淡が自然と生まれ、手書きという行為が楽しくなる道具だと初めて知りました。
それ以来、日々のメモやスケッチ、重要書類や時には感謝の手紙を書くときなど、折に触れてこの万年筆を手に取るようになりました。手入れをすれば長く使える道具。傷は少しずつ増えていますが時間とともに手に馴染み、今では「自分の道具」と言える一本です。
住まいも、そんなふうに長く大切にしていただける存在であってほしいと思います。ご家族の時間や思い出が少しずつ積み重なり、年月が経つほどに愛着が深まり、「住むほどに馴染む」そんな住まいづくりを、これからも心がけていきたいです。
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私たち「十津川の家」の設計チームは、お客様一人ひとりの声に耳を傾け、快適で心豊かな暮らしをかたちにすることを目指しています。
自然を感じ、「こころ」が満たされ、「からだ」が喜ぶ住まい。
そんな毎日を一緒に実現していきましょう。
今のお住まいの悩みやこれからの理想、ぜひ私たちにお聞かせください。
設計 佐藤