設計士ブログ

2025.01.31 #佐藤保宏

どうやって屋根のデザインを決めるの?

佐藤保宏

皆さん、建物の屋根ってどうやって決められるか知ってます?

見た目がカッコよく・・・以外に設計士は、建築基準法の高さ制限や屋根材の特性、街並みとの調和などの法律・素材・機能性などさまざまな条件を考えながら決めているんです。

例えば、都市部では「斜線制限」や「北側斜線」「道路斜線」などがあり、高さを抑えるために屋根の勾配を調整することも。屋根材によっては、雨漏りしにくい角度が決まっているので、使う素材に合わせた勾配設計も重要です。特に京都や奈良では景観条例があるため、伝統的な切妻屋根や寄棟屋根がよく選ばれます。

また、屋根の形が家の印象を大きく左右する ので気を抜かずに検討してます。片流れ屋根ならシャープでモダン、寄棟なら落ち着いた雰囲気に。さらに、屋根の活用法も注目です。たとえば、ZEH(ゼッチ)住宅を建てるために必要なソーラーパネル(太陽光システム)を設置するなら、勾配屋根は太陽光発電に適していて、省エネにも貢献できます。

皆さんは、家の外観デザインで屋根の形を意識したことはありますか?どんな屋根がお好みでしょうか?家づくりを考えるときは、ぜひ屋根にも注目してみてください!

いろいろルールがあっても、やっぱり「カッコいいなー」が一番重要です!!

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私たち「十津川の家」の設計チームは、お客様一人ひとりに寄り添い、快適で心豊かな住まいを提供することを目指しています。日々知識を深め、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、「こころ」が満たされ、「からだ」が喜ぶ住まいづくりを共に実現します。私たちと一緒に、理想の住まいを形にしましょう。お客様の想いを反映させた、あなただけの特別な空間をご提案します。

設計 佐藤