設計士ブログ

2025.06.30 #佐藤保宏

テレビの時代は続くの?

佐藤保宏

昔は「テレビは離れて見なさい!」って、よく親に言われたもんです。でも最近のテレビって、あの頃とはぜんぜん違うんですよね。

最近の液晶テレビや有機ELテレビは、高精細でちらつきも少なく、距離をそこまで取らなくても目にやさしい設計になってるんです。4Kとか8Kとか、細かい映像がハッキリ見えるから、近くで見ても画面がぼやけたり目が疲れたりしにくい。だから、リビングがそんなに広くなくても、テレビの設置場所にあんまり困らなくなってきたんです。

たとえば、50インチの4Kテレビなら、視聴距離は約1.0〜1.3mが目安。え、そんな近くでいいの?って思うかもしれませんが、これが最近の標準なんですって。昔みたいに「目が悪くなるから3m離れなきゃ!」なんて気にしなくてもOKみたいですが、でも実際は画面もかなり大きくなっているので2~2.5m程度が見やすいともいわれています。(どっちなの?)下の表は参考程度で見てください。

さらに、最近は「レイアウトフリー」っていう商品も出てきてて、配線もスッキリ、電源さえ取れれば好きな場所にテレビを置ける時代に。これ、かなり便利かもです。壁掛けテレビも楽ちんです。

「パナソニック ホールディングス提供」

朝はキッチンでニュースを見ながらお弁当作り。昼はダイニングでYouTube。夜はリビングで家族そろって映画鑑賞。そんなふうに、テレビの場所も生活リズムに合わせて「移動」させる時代がすぐそこまで来ています。

間取りを考えるときも、「テレビはここに置くもの」という固定観念を少しゆるめて、もっと自由な発想でレイアウトを組んでみるのもアリかもしれませんね。見る映像の内容は時代で変わってきていますがまだまだテレビは必要な様ですね

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設計 佐藤