

2025.08.29 #馬場紀子
こんにちは、インテリアコーディネーターの馬場です。まだまだ厳しい残暑が続きますが、お変わりはございませんか?
現在打ち合わせを進めているお客様のお宅で、和柄のパネル製作をご提案しています。和柄といえば、話題の人気アニメでも数多く取り上げられており、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
一口に和柄といっても様々な種類があり、今もなお日常生活の中で活かされ続けています。長くは平安時代から続くものもあり、歴史のある文様です。和柄にはそれぞれ意味や願いが込められており、ただの模様以上の存在感を持っています。たとえば、子どもの健やかな成長を願う「麻の葉」、円満・ご縁や調和を表す「七宝」、穏やかな暮らしを象徴する「青海波」などがあります。また、魔よけなどの意味を持つものも多数あり、日常の中で自然に目にする柄でも、その歴史や背景に込められた想いや願いを知ると、より奥深さを感じますね。
こうした和柄は、着物や小物だけでなく、インテリアにも広がりを見せています。クッションや障子紙、壁面のアクセントなど、現代の住まいにも思いのほかなじみやすく、和の落ち着きとモダンな雰囲気をあわせて楽しむことができます。また同じ柄でも材料や色の組み合わせ次第で、全く違う表情を生み出すこともできます。
今回ご提案している和柄パネルも、そのひとつ。お部屋にさりげなく取り入れることで、伝統美を身近に感じながら、暮らしにやわらかな彩りを添えてくれると思います。
皆さまもぜひ、お気に入りの和柄を日常に取り入れてみてくださいね。
*トップ画像はお借りしました。