設計士ブログ

2025.03.14 #佐藤保宏

安心できる家 ~間取りが子供の学習習慣を変える~

佐藤保宏

春の訪れとともに、新しい学年や環境が始まる季節。
「これから家を建てるなら、子どもが自然と学ぶ習慣が身につく家にしたい」と考えているご家庭も多いのではないでしょうか?(私、ちょっと前も同じこと言ってたような・・・)今回は少し視点を変えてお話します。

家の間取りや学習環境が、子どもの学習習慣に大きな影響を与えることをご存じですか?
今回は、「リビング学習」と「個室での学習」のバランスを考えながら、子どもがのびのびと勉強に取り組める住まいの工夫をちょっとだけご紹介します!

  1. 「リビング学習」はなぜ人気? そのメリットとは?

最近では、子ども部屋ではなくリビングで学習するスタイルが注目されています。その理由として、次のようなメリットがあります。

✅ 親の目が届きやすい → ちょっとした疑問をすぐに聞けるので、学習意欲が続く
✅ 集中しやすい環境 → 適度な生活音があるほうが、逆に集中力が高まる(※静かすぎると気が散る子も)
✅ 学習の習慣化 → 「家族がいる空間=学ぶ場所」という意識が根付きやすい

「まだ小さいうちは、親がそばにいられるリビング学習がおすすめ」と言われるのは、このような理由があるからです。私の子供(男の子)は中学卒業まで部屋が無く勉強机もありませんでした、寝室も一緒で同じベッドで寝てましたぁ。(なんですけど、勉強いしている姿も見たことがありませんでした(-_-;))

リビング学習に最適な間取りアイデア

  1. ダイニングテーブルを学習スペースにする
    • 食事の時間以外は、勉強や読書の場に活用!(片付け上手になります!)
  2. キッチンカウンターにスタディコーナーを設置
    • 料理をしながら、子どもの学習を見守れる配置(たまに料理のお手伝いもしてもらいます!)
  3. リビングの一角に「ファミリーデスク」を設ける
    • 親子で並んで座れる机をつくり、自然と学ぶ環境を整える(気が付けば一緒にゲームをしています。)

「勉強しなさい!」と言わなくても、子どもが自ら机に向かいたくなる家を、一緒に考えてみませんか?

設計 佐藤