2024.10.26 #馬場紀子
こんにちは、インテリアコーディネーターの馬場です。
お部屋のアクセントとなるものに扉があります。中でも引き戸は開き扉よりも開閉スペースが少なくて済むので、近年人気ですね。弊社のおうちづくりでもよく出てきます。
ふすまや障子などは別として、通常の引き戸には扉の上下にレールが付きます。扉を選ぶ際にどうしても色やデザインなどに目がいきやすいですが、その時に別の視点でも見ることをお勧めしています。
1.バリアフリーにならない。
レールが付く分、その部分が盛り上がり、小さなお子さんやご年配の方などのつまづきの原因になりやすい。また、車いすなどでの移動の妨げになることもあります。
2.レールにほこりやごみなどが溜まりやすい。
扉を引き込む際に絡みやすく、故障の原因になることが多いです。
3.見た目の問題
床に必要以上に部材が取り付くと、見た目がすっきりしません。
これらを解消するのが上吊扉です。費用は少し上がりますが、上のレールで扉を支えるため床のレールがなくなり、上記の問題を3つとも解決してくれます。(素材や床材の貼り方向が変わるときには床見切り材を入れます)このようなことを少しでも頭に入れておくと、実際に住まわれるときにストレス少なくお住まいいただけそうですね。