

2025.07.28 #澤井大輔
注文住宅で後悔しないためにまずやってほしいのは、「何を大切にしたい家なのか」を家族でしっかり話し合うことです。たとえば、「家事のしやすさを重視したい」「とにかく収納をたっぷり確保したい」「自然素材にこだわりたい」など、“暮らし方の軸”を明確にすることで、どこに予算をかけるべきかが見えてきます。
優先順位を整理するときのポイントは、以下の3つの視点から分けて考えることです。
①生活の質を左右する“毎日使う部分”(例:動線、キッチン、収納)
②後から変えにくい“構造や素材”(例:自然素材、耐震等級)
③後からでも対応できる“装飾・演出的な部分”(例:照明器具、アクセントクロス)
特に①と②は住み始めてから“変更しづらい”ため、初期にしっかり予算を投じるべき部分です。一方で③は、暮らしながら少しずつ整えていくこともできますので、無理に初期費用に組み込まず、将来の楽しみに残しておくという考え方もおすすめです。