設計士ブログ

2026.02.13 #馬場紀子

空気までデザインする

馬場紀子

こんにちは、インテリアコーディネーターの馬場です。

お部屋の内装を考えるとき、多くはクロスがメインになることが多いかと思います。
色柄も豊富で、お手入れもしやすく、選びやすい素材ですよね。

そんななかでも「壁一面だけ板貼りにする」というご提案をさせていただくことがあります。

たとえば、リビングの一角や寝室のベッドヘッド側。
縦にすっと板を貼るだけで、空間にリズムが生まれ、天井が高く見える効果も。

さらに無垢材には、見た目以上の魅力があります。

木は呼吸をしています。
湿気を吸ったり吐いたりしながら、室内の空気環境をやわらかく整えてくれる素材。
特に杉などは、ほのかに香りも感じられ、ふと深呼吸したくなるような心地よさがあります。
そして、それぞれの板目に上品な照りもあり、見ていてほっとさせてくれます。

クロスにはクロスの良さがありますが、
「空気ごとデザインする」という視点で見ると、板貼りの壁はとても魅力的な選択肢です。

壁一面。たったそれだけで、
お部屋の雰囲気も、空気感も、少し変わります。

毎日過ごす空間だからこそ、
目に見えるデザインだけでなく、肌で感じる心地よさも大切にしてみませんか。