設計士ブログ

最近、ファミリークローゼット（ＦＣＬ）という言葉、よく耳にしませんか？私たち設計士としても、その利便性を日々実感しています。特に、ファミリークローゼットを1階に設置するか2階に設置するかで、家族の動線や暮らしやすさが大きく変わってくるんです。では、それぞれのメリットを少し考えてみましょう。

1階にファミリークローゼットを置く場合、帰宅後すぐに荷物を片付けたり、朝の準備がラクになりますよね。例えば、子どもたちの学校用具やコート、靴などをまとめて収納できれば、朝のバタバタが一気に解消！それに、もし洗濯機が1階にあれば、洗った服をそのままクローゼットに収納できるので、家事の動線もバッチリ。リビングや玄関がいつもすっきり保てるのも嬉しいポイントです。

一方、2階に設置する場合は、家族全員の衣類をまとめて収納でき、各部屋にクローゼットを作る必要がなくなります。特に寝室が2階にある場合、朝の身支度や夜のリラックスタイムがスムーズに。衣替えも1か所で完結できるので、衣類の管理がぐっと楽になりますよ。

でもいざとなるとどちらの階に設けるか・・・悩みますよねぇ。

またファミリークローゼットって、季節ごとの家電やお気に入りのタンスや家具も収納したり。また、冬の間は扇風機や加湿器、春先には暖房器具など、普段使わないものをファミリークローゼットにまとめてしまえば、他の部屋が広々と使えます。また、既存のタンスをそのまま使うことで、新しい収納家具を購入する必要もなく、家全体の統一感が保たれるのもポイントです。

このように、ファミリークローゼットは家族のライフスタイルに合わせて柔軟に設計できる、非常に便利な空間です。家づくりを考えている方は、ぜひこの機会にファミリークローゼットを取り入れて、暮らしをもっと快適にしてみましょー！

設計　佐藤