

2025.06.14 #澤井大輔
30坪台という限られた延床面積でも、「広さ」を感じられる家は確かにあります。そのカギとなるのが、「面積以上に空間を感じさせる設計」です。まず効果的なのが、視線の抜けを意識した間取り。玄関から廊下、リビングへとつながる空間を直線的に配置したり、ドアを開けた先に窓や庭の景色が広がるように設計することで、実際以上に奥行きや広がりを感じられます。
また、吹き抜けや勾配天井を部分的に取り入れるのも有効です。天井の高さを変えるだけで、同じ床面積でも圧迫感が減り、空間にゆとりが生まれます。特に自然素材の家では、木の梁や無垢材の天井を見せることで、開放感と温かみを両立した心地よい空間になります。